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北朝鮮にピアノ不正輸出容疑 広島の貿易会社社長逮捕へ 兵庫、広島両県警
広島市安佐北区の貿易会社が、北朝鮮への輸出が禁止されているピアノを
不正輸出していた疑いが強まり、兵庫、広島両県警が外国為替・外国貿易法違反容疑で
社長(60)の逮捕状を取ったことが15日、捜査関係者への取材でわかった。
両県警は容疑を固め、16日に逮捕する方針。
捜査関係者によると、北朝鮮には「ぜいたく品」の輸出が禁止されているにもかかわらず、
社長は平成20年11月、ピアノ22台を神戸港(神戸市)から中国・大連経由で
北朝鮮に不正輸出した疑いが持たれている。
社長はピアノを大連の企業に輸出したように偽装し、不正輸出を繰り返していたとみられる。
貿易会社は10年に設立。広島市内の店舗でバイクなどを販売する一方、
少なくとも10年前から北朝鮮企業と取引があり、ピアノのほか、
衣料品や中古家電なども輸出していたという。
両県警は今年4月、同社や社長の自宅などを家宅捜索。押収資料などから、
ピアノを発注したのが北朝鮮の金融会社だったことが判明したという。
また、大量破壊兵器などの開発が疑われる海外企業を集めた経済産業省のリストに
記載された企業と取引した形跡もあり、両県警は、不正輸出された物資が
金正日総書記に近い有力な人物に流れている可能性が高いとみている。
北朝鮮との貿易をめぐっては、政府が18年10月の核実験を受けた経済制裁措置として、
翌11月にぜいたく品などに限定して輸出を禁じた。
21年6月以降は再実験や拉致問題を理由に、輸出が全面禁止されている。
ソース:MSN産経ニュース 2010.9.15 22:46
URLリンク(sankei.jp.msn.com)