10/09/13 09:28:58
日本が10日に閣僚会議を経て発表した2010年度防衛白書に
「日本固有の領土の北方領土および独島の領土問題が相変らず未解決の状態で存在している」という内容の
独島関連情報を盛り込み、独島問題に対する自分たちの基本立場を再確認している。
韓国・日本間の独島領有権対立の長い歴史を見れば今回の防衛白書で提起された日本の主張が全く新しいものだと言うことはできない。
日本は7月30日防衛白書を発表しようとしたが、
8月10日菅直人総理の韓国強制併合謝罪談話の発表と29日の強制併合100周年を控え、韓国との外交摩擦を憂慮し先送りしたことがある。
このような防衛白書発表の遅延は、昨年9月の民主党政権誕生に絡み、独島問題に対する日本の前向きの姿勢を期待したが、
結局、独島問題に対する日本の立場は政権の変化に関係なく変わらなかった。
韓国の独島問題に対する立場もやはり変わらない。
日本の防衛白書に対し韓国外交部当局者は、論評でこのような日本の行為が韓国・日本両国関係の改善につながらず、
韓国の独島領有権を傷つけようとする日本の不当な主張にもきっぱりと対応していくことだと強調した。
独島問題に対して両国の主張がこのように平行線をたどるのは、この問題が韓・日両国の認識の差に起因している。
2006年4月、独島近隣の韓国側排他的経済水域(EEZ)内で日本水路探査計画を囲んで展開した韓国・日本間紛争において、
当時ノ・ムヒョン大統領が発表した 「韓・日関係に対する特別談話文」に概念定義された通り、
韓国に独島は単純に韓国領土に付属している数千個の島の一つではない。
独島は日本の韓半島侵奪過程で一番最初に併呑された韓国の主権回復の象徴で、
靖国神社参拝、歴史教科書わい曲問題とともに、
過去の歴史に対する日本の認識、そして未来の韓・日関係に対する日本の意志を計るようにする試金石だ。
これに反し8月10日に発表された菅直人総理の韓国強制併合謝罪談話に含まれた、
2010年が韓・日関係で大きな転換点になる点や、歴史の事実を直視する勇気とこれを認める謙虚さをを持ち、
植民地支配が招いた多大な損害と痛みに対して痛切な反省と共に心より謝罪し、
未来指向的な韓・日関係を構築して行くという言葉には独島問題が全く意識されていない。
韓国・日本両国間の足かせとなっている過去の歴史に対する真の省察なしで、
新しい未来を企画するという発想がどれくらい空しいことかを呼び覚ます事が、
韓・日関係で大きな転換点になる独島領有権問題で再現されてしまった。
今回の防衛白書で言及された日本の独島問題に対する認識は、
韓国・日本との過去の100年と未来の100年に位置する「独島」の認識が食い違っていることがわかる。
独島領有権問題は、韓・日関係における私たちのアイデンティティの本質であり、
政務的な判断によって考え方の違うことができる対象でないという事実を日本が正確に認識してこそ
過去の歴史に対する日本の「痛切な」反省と共に未来韓・日関係の真の実体が形成されるだろう。
ソース 京郷新聞(韓国語) 2010-09-12 21:29:57
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