10/09/12 22:30:40
「韓国でのライブは『うぉーっ!』という男性ファンの歓声が大きいが、日本では『キャーッ』という声に圧倒されました。わたしたちと同世代
の女の子たちです。わたしたちはそうした方たちにカッコよく見えるみたいです」(少女時代・サニー)
最近、日本で「新韓流ブーム」を巻き起こしているガールズグループ(女性アイドルグループ)だが、当初の狙いとは違い、同性ファンから
熱く支持されているという。先月25日に東京・有明コロシアムで行われた少女時代のデビュー・イベント「プレミアムショーケースライブ」は、
観客のうち80%が 10-30代の女性で、少女時代のコスプレをしたファンも客席を埋めた。少女時代より先に日本デビューした4minute
(フォーミニット)、 KARA(カラ)、BROWN EYED GIRLS(ブラウン・アイド・ガールズ)も同様だった。
(中略)
■キュートで親しみやすい日本のアイドル、パワフルでカッコいい韓国のガールズグループ
図表=韓日ガールズグループの比較
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2010年現在、日本を代表するアイドルグループといえば、「AKB48」と「モーニング娘。」だ。両グループに共通するのは、キュートで
親しみやすいということ。ヒラヒラしたお姫様風のドレスを着て、「パラパラ」のように手や足の細かな動きが多いダンスをしながら歌を歌う。
韓国のガールズグループは、躍動感あふれるイメージを前面に押し出している。ミリタリーやスキニーパンツのような細身の衣装で全身を
フルに使うシャープな振り付けと、調和が取れたダンスフォーメーションを見せる。ステージでは自信とオーラにあふれている。
SMエンターテインメントの金英敏(キム・ヨンミン)社長は「日本の女性アイドルグループは、男性が『守ってあげたい』と感じる本能を
徹底的に刺激するよう企画されたもの。しかし、これに嫌気が差した日本の若い女性たちは、韓国のガールズグループにたくましさやパワー
を感じ、ロールモデル(目標・あこがれの存在)と考えているようだ」と話す。
大胆でパワーあふれる韓国のガールズグループは、21世紀の日本では珍しい。男性ファンに頼る日本の21世紀型アイドルグループとは
違い、 1990年代に大ヒットを飛ばした宇多田ヒカルや安室奈美恵は女性の支持を得て、トップシンガーになった。「グループ」でパワーを
アピールする韓国のガールズグループは、こうした女性シンガーたちよりもさらに強く市場を揺るがす可能性が高い。
■ダンス・歌の実力の違い
韓国のガールズグループは、基本的なダンスや歌の実力でも、日本のアイドルグループを上回っている。韓国ではレッスン生の期間が
3年から6年にも達するが、日本では6カ月から1年くらいだ。
日本の芸能プロダクションは、最近「誰でもアイドルになれる」とばかりに「数量攻勢」に力を入れている。「庶民アイドル」という言葉も
あるほどだ。人数の変動はあるが、メンバー数が48人以上というAKB48は、「会いに行けるアイドル」をコンセプトに東京・秋葉原の専用
劇場でほぼ毎日公演を行っている。まずはデビューさせておき、こうしたステージで「実戦」を重ねさせるというやり方でアイドルを養成するのだ。
(中略)
■男性ファンを動かせ
しかし、韓国のガールズグループが日本で歩んでいくべき道のりはまだ遠い。一番熱心であるはずの男性ファンの反応が目立たないためだ。
音楽評論家のキム・ジャッカ氏は「韓国人男性よりも消極的な日本人男性たちは、パワフルなイメージの韓国ガールズグループに多少
拒否感を抱えているようだ。ロングヒットを出すには、親しみやすさを感じさせる戦略が必要だ」と話している。
ソース(朝鮮日報)
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写真=少女時代のコスプレでデビュー・イベントに来た日本人女性ファン
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