10/09/04 09:37:41
「発見」という言葉は初めて探し出したという意味を含む。発見者には称賛と名声が与えられる。
そのためか、発見でもない、すでに知らされた事実を発見だと主張することがある。当然、与えら
れる関心とそれにともなう付随的な有形無形の利益があるためだ。
もし発見された資料が韓日間の歴史問題、特に独島(ドクト、日本名:竹島)問題を考えるのに重
要な意味があり、独島が韓国の地と表記されているなら、発見者に対する関心は天を突くかも知
れない。ところでこの資料がすでに発見され、日常的に知られた資料で、発見したと主張する人が
韓国の有名国会議員ならどうだろうか?独島問題の相手国の日本が韓国の歴史認識水準をど
のように評価するだろうか?
韓国は時をわきまえず同じ資料を発見したと言っていると皮肉も出てきそうだ。該当資料はもちろ
ん、他の重要な歴史資料まで評価を落とされ、韓国の主張を侮る手段にも利用されそうである。
日本だけの問題ではない。韓国国民が見るとき、日本の主張に反論する資料が毎年発見される
事実に鼓舞され、韓国の立場を証明する資料が数的に勝っていると考え、客観的な歴史的判断
を曇らせるかもしれない。
今月1日、パク・ソニョン自由先進党議員が第2次世界大戦直後、米国、ソ連、フランスなど聨合
軍が'独島は韓国領土、対馬は日本領土'と表示した1945年度の地図を公開した。メディアはパク
議員の報道資料をそのまま引用報道した。
しかし、報道資料には該当地図の写真がなく、"聨合軍が第2次世界大戦で勝利した直後に聨合
国最高司令部(Supreme Commander for the Allied Powers Instruction Notes、SCAPIN)が指令第
677号で製作した地図"とだけ説明されていた。パク・ソニョン議員サイトにも地図はなかった。ただ、
地図が収録された本をひろげて報道機関とインタビューする写真だけが見つかった。
◆その地図はインターネットでも簡単に探すことができる
パク・ソニョン議員が発見したとのはSCAPIN677号付属地図としてよく知られたものだ。1952年2
月12日、韓国政府が独島は韓国領土の証拠として日本政府に提示して以来、今でも韓日間の相
反した主張が反復されている。パク議員が提示した地図は独島問題と関連して最もよく知られた
もののひとつで、今でもインターネット上で簡単に探して見ることができる。
国会独島領土守護対策特別委員会委員のパク・ソニョン議員がSCAPIN677号付属地図の存在
を知らなかったのだろうか?最も重要かもしれない写真はなぜ公開しなかったのだろうか?パク・
ソニョン議員の報道資料を事実確認せず、そのまま引用する報道機関に責任はないのだろうか?
パク・ソニョン議員はSCAPIN677号の'発見者'ではなく、この地図が収録されたロシア本を見ただ
けだ。もしこういう場合を発見というならば私たちは「発見」の洪水の中から抜け出すことはできな
い。韓日間に敏感な時期になれば登場する「発見」の歴史を調べれば、パク・ソニョン議員の主張
は事例の一つにすぎない。
高位公職者が国会聴聞会で論文を二重掲載した事実が発見され、辞退するケースが頻繁になっ
ている。学者としての良心を失ったのかもしれないが、国会議員の輝かしい(?)努力があったため
だ。自己盗作、二重掲載だけが問題ではない。パク・ソニョン議員が自由ではない理由だ。独島だ
け前に出せば、前後区別せずに受容され、認められる私たちの現実の断面でもある。
私たちは今、独島をいたずらに扱ってはならない。
キム・チョムグ記者/独島守護隊代表
ソース:オーマイニュース(韓国語) パク・ソニョン議員様、その独島地図、本当に'発見'ですか?
URLリンク(www.ohmynews.com)
関連スレ:
【竹島問題】「独島は韓国の領土」戦後の聨合軍の地図見つかる「第2次大戦に参戦した聨合国
など63カ国がすべて認めた資料だ」[09/01]
スレリンク(news4plus板)