10/08/25 13:56:52
中国とロシアに挟まれたモンゴルには海がない。しかし、モンゴル道路交通省の次官は今年5月に訪韓し、韓国
政府にモンゴルの海運事業進出への支援を要請した。世界5位の海運大国の韓国にノウハウの伝授を求めた形だ。
モンゴルには石炭、銅など豊富な鉱物資源が存在する。これら鉱物を鉄道で中国の天津、丹東、ロシアのナホ
トカなどに運び、モンゴルの船舶で自ら輸送することが同国の望みで、船舶購入、運航、港湾利用、船員育成
など全般にわたるノウハウを得たいとの打診だった。
国土海洋部の朴敬哲(パク・ギョンチョル)海運政策課長は「モンゴルが内陸国家の限界を克服できるように
支援を望んでいる。自国の船舶で鉱物を輸送すれば、安定的な輸送手段を確保でき、より多くの利益を上げら
れる」と指摘した。
モンゴルのモデルはスイスだ。スイスも内陸国家だが、世界2位の船会社MSCなど海運会社24社を持つ海運大国
でもある。船舶向け融資も世界的なレベルにある。
こうした希望を踏まえ、韓国とモンゴルは25日からウランバートルで海運分野の協力に向けた会議を開く。朴
課長は「韓国は海運協力を通じ、モンゴルの鉱物資源を安定的に確保し、モンゴルの物流・港湾インフラ事業
に韓国企業が優先的に参入できることを期待している」と述べた。
朝鮮日報 2010/08/25
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