10/08/25 13:43:59
【ソウル25日聯合ニュース】韓国初の人工衛星搭載ロケット「羅老(ナロ号)」(KSLVー1)の初打ち
上げが失敗に終わってから1年を迎えた。3回目の打ち上げをめぐり、開発に携わったロシアと韓国の間には
微妙な立場の違いがあり、宇宙大国への夢を切り開く「羅老号」3回目の打ち上げが予定通り来年に実施され
るのか、注目が集まっている。
「羅老号」打ち上げ契約の韓国側主体、航空宇宙研究院と教育科学技術部は、ロシアと3回目打ち上げに合意
したと明らかにしたが、ロシア側主体のフルニチェフは合意の事実はないと主張している。
韓ロは9~12日、大田で「羅老号」打ち上げ失敗調査委員会の第3回会議を開催した。研究院と教育科学
技術部がは15日に「3回目打ち上げ合意」を発表し、実施時期は来年と予想した。ロシア政府系の「ロシア
新聞」は同日付で、3回目打ち上げ合意は「打ち上げ失敗の責任がロシアにあることを認めた結果」と報じて
いる。
しかし、フルニチェフは16日に自社ウェブサイトに掲載した報道資料を通じ、第3回会議では事故原因究明
に向けさらに実験が必要だとの結論が下され、3回目打ち上げ実現の可能性については論じられなかったと
述べた。23日に聯合ニュースの電話取材に応じた同社広報室長も、同様の内容をコメント。2回目打ち上げ
の失敗原因が明らかにならない限り、3回目の打ち上げに言及するのは時期尚早だと強調した。
こうしたロシア側の姿勢について、航空宇宙研究院の趙光来(チョ・グァンレ)発射体研究本部長は、失敗調査
委員会の会議では主に技術問題を扱い、3回目打ち上げ問題が論じられなかったのは事実だと述べた。その上で、
双方の設計・プログラム代表者が別途に行った会議で3回目の打ち上げについて話し合い、ロシア側が2回目
打ち上げの失敗を認め、3回目打ち上げを進める可能性に同意したと説明。そうした内容を盛り込んだ協議録
を作成し、双方代表が署名したと主張している。ただ、第三者への文書公開を禁じる合意に基づき、協議録内容
は公開できないとした。
また趙本部長は、韓ロが結んだ契約に基づき、「羅老号」2回目打ち上げ失敗の責任所在とは関係なく、韓国
はロシアに3回目打ち上げに向け1段目ロケットの提供を求めることができると強調した。失敗責任がどちら
にあると判明しても3回目打ち上げは実現され、ロシア側もそれを理解していると述べた。
趙本部長の主張に対し、フルニチェフ側は24日、「失敗調査委員会会議とは別途の合意があったのかや契約
内容についてはコメントできない」と述べた。3回目打ち上げという追加協力が建設的な成果を生むには、
2回目打ち上げの失敗原因を究明することが優先だと考えていると、改めて失敗原因究明の必要性を強調した。
聯合ニュース 2010/08/25
URLリンク(japanese.yonhapnews.co.kr)
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