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中韓をつなぐ海底トンネル建設案、今月末には発表か
2010年8月17日14時21分
浙江省交通科学研究所の許雲飛・副総工程師はこのほどインタビューに答え、
「8月24―25日の両日、韓国ソウルで北東アジア海底トンネルシンポジウムが行われる。
今回の会議の後、中韓をつなぐ海底トンネルの建設プロジェクトが正式にスケジュールに組み込まれ、
具体的な建設案が発表される可能性がある」と明らかにした。「人民網」が17日に伝えた。
中韓の物流は海運をメインとして行われているが、海運だと時間がかかる上にリスクも大きい。
このため、許雲飛氏は1992年、中韓を結ぶ海底トンネルを建設し、列車で黄海を渡って
韓国に行くというアイデアを思いついたという。
04年に行われた中韓の二国間会議において、許雲飛氏は初めてこの構想を発表した。
すると、思いがけずも韓国の関連部門から注目を集め、すぐに多くの専門家による同プロジェクトの論証が行われた。
韓国・京畿道開発研究院の趙応来副院長は、「地上の高速鉄道路線と海底トンネルを連結すれば、
ソウルから中国・威海まで列車でわずか1時間57分で到達できるほか、ソウルから北京までは
わずか4時間26分、ソウルから上海は約5時間31分で到達できるようになる。
これは、ソウル、北京、上海の3都市をつなぐ、国境を越えた経済圏を形成するのに役立つ」と述べる。
許雲飛氏は、「政府も民間も含め、韓国を中心に、中韓海底トンネルの建設を支持する声が高まりつつある。
これは、できるだけ早く中国市場にアプローチしたい韓国の現状と関係があるだろう」とする。
一方、国家発展改革委員会・投資研究所の羅松山博士は、「中韓の海底トンネルを建設するにあたって、
最大の受益者は韓国になるだろう。市場と投資の角度から見れば、中国が現在このプロジェクトに
参加するのは割に合わず、参加する必要もない」と述べる。
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