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2010/08/17
<在日社会>光復節座談会・在日コリアンが尊厳持ち生きられる社会に
在日社会の未来について、白熱した議論が重ねられた
(中央が金時文・本紙編集局長)
1945年8月の祖国解放から65年目を迎えた。
在日社会は世代交代が進み、これまでの在日1世から2、3世中心になった。4、5世も登場し、
世代交代にどう対応すればいいのかが課題となっている。
一方、韓日交流は急速に進み、韓日の若い世代は相手国の文化に強い関心を持っている。
韓半島の統一問題も焦眉の課題だ。このような時代状況の中で、在日はどう生きていけばいいのか、
「在日社会の未来を考える」をテーマに、4人の在日コリアンに語り合ってもらった。
(司会=本紙編集局長・金時文)
◆ 出 席 者 ◆
大学教授 柳 赫 秀 さん
音 楽 家 黄 純 和 さん
女 優 洪 明 花 さん
弁 護 士 金 竜 介 さん
司会 在日社会は世代交代が進み、あと10年ぐらいすると新しい在日社会が形成される可能性がある。
在日はどうなり、どういう在日社会を形成すればいいのか、自由に語り合ってもらいたい。
まず自己紹介をお願いしたい。
柳 僭越ながらこれからの議論に役立つと思い、現在の在日社会の構成について申し上げる。
ニューカマーは80年代から増え、98年から急増している。
ニューカマー永住者が5万3000人、全体で17万人、その子どもの若い在日2世も出ている。
在日が42万人弱、帰化者が約30万人、不法滞在2万人強、二重国籍者など入れるとコリアン系は
100万人は下らない。
黄 在日3世の声楽家です。
幼い頃から、コリアンとしてのアイデンティティーをしっかり持って生きるようにという教育を受けた。
またピアノを学び、子供心に将来は音楽家になりたいと思っていた。
朝鮮学校に3年間通った後、日本の音楽大学を目指すならと日本の学校に転校した。
黄純和という本名で日本の学校に通ったが、子どもながらにカルチャーショックがあった。
もっとも驚いたのは、日本の子どもが自分の意見を言わずに、人に合わせることだった。
日本はストレートに意見を言うと歓迎されない社会なんだなと、子供ながら知った。
一方で、日本の学校に通っても韓国語はしっかりできるよう、また、私たちは外国人だから
日本人と同じレベルを目指すのではなく、その上にいかないと認めてはもらえないから、
人一倍努力するよう両親に教えられて育った。
コリアンの血をもって生まれた者は日本人にはなれないし、日本という土壌に生まれたのも運命。
起こった問題は、その都度解決していくしかないと思う。
これまで日本人になりたいと思ったことは一度もなく、これからも変わらないと思う。
>>2につづく
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