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- 日本国債購入は中国の「陰謀」だった?!円高演出し日本の競争力を削ぐ―中国紙 -
2010年8月12日、国際金融報は記事「中国の日本国債買い入れは『陰謀』か?」を掲載した。
以下はその抄訳。
日本財務省発表の統計によると、中国は5月に続き6月も日本国債を大きく買い増した。上半期
の累計購入額は1兆7000億円に達している。大規模な日本国債購入は、外貨準備の米ドル依存
脱却を目指す中国の戦略と見る専門家もいるようだ。
だが事実は明らかに異なっている。第一に日本はデータ的にはすでに「破産国家」。国際通貨基金
(IMF)の統計では公的債務の総額はGDPの229%に達している。先日、債務危機が起きたギリシャ
ですらこの数値は113%でしかなかった。これまで国際的格付機関が日本円の評価を引き下げ
なかったのは、日本国債の9割が日本国内で購入されたことを理由としているに過ぎない。
第二に米国債と比べ、日本国債の利益率は非常に低い。10年物米国債の利益率は3%以上を
保持しているが、日本国債は1.1%に過ぎない。また流動性が低く、売却も容易ではない。
こうしたリスクを考えれば、日本円は中国の外貨準備が向かう投資先とはならないだろう。1兆
7000億円を購入したとはいえ、米国債保有高の8000億ドル(約68兆8000億円)には遠く及ばない。
では中国の意図はどこにあるのか?現在、急激に進行する円高にその理由を見ることができる
だろう。円高により日本国債の価値はあがり、中国は大きな利益を手にした。また中国が大量の
日本国債を入手したことで、日本側はその投げ売りを避けなければとの心理が働く。そして日中
はともに輸出主導型経済であるため、円高は中国のライバルである日本企業の競争力を削ぐこと
にもつながる。(翻訳・編集/KT)
ソース : レコードチャイナ 2010-08-13 18:29:57 配信
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