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★中国の家計に約117兆円の隠れ収入、GDPの3割に相当-調査
中国の家計には、公式統計に反映されていない隠れた収入が最大9兆3000億元(約117兆円)あり、
その8割を富裕層が得ていることが調査で明らかになった。
クレディ・スイス・グループの委託で中国経済改革研究基金会(CRF)が実施し、
先週公表された調査結果によると、大半が「違法ないし違法すれすれ」の可能性があるこうした収入は
中国の国内総生産(GDP)の約3割に相当する。同国都市部の家計可処分所得は平均3万2154元で、
公式統計を90%上回るという。
公式統計を上回る収入の大半は富裕層が得ている。クレディ・スイスのリポートによると、
同国で所得が上位10%の家計は年間13万9000元の収入があり、公式な数字の3倍余りに達する。
一方、下位10%の家計収入は5350元で、公式統計を13%上回っている。
CRFの王小魯氏が執筆した同リポートによると、上位20%の家計が隠れた収入全体の81.3%を得ている。
今回の調査結果は、世界でも有数の中国の貧富の格差が、
公式統計をさらに上回っていることを示している。
共産党政権を脅かすような暴動やストライキなどの社会不安の防止を目指す
胡錦濤国家主席や温家宝首相にとって、格差縮小は優先課題だ。
こうした「灰色の所得」は、婚礼での役人や幹部への贈り物や土地取引での利益、
建設プロジェクトからのリベートなど、いろいろな形態があると調査は指摘している。
ソース ブルームバーグ 2010/08/12 15:41
URLリンク(www.bloomberg.co.jp)