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メラミン入りの粉ミルクを摂取した乳幼児が多発性腎臓結石を発症し、死亡者まで出した「粉ミルク汚染事件」は記憶に新しいが、
現在、中国では再び粉ミルクに大きな注目が集まっている。
6日、中国メディアの健康時報が湖南省武漢市に在住の3名の女児に乳房が大きくなるなどの性早熟が発現したと報じた。
女児たちに共通する点として、同一メーカーの粉ミルクを摂取していたことを報じたが、
環球時報によると、広東省や江西省、山東省などでも同様の事例が報告されていることが明らかとなった。
報道によれば、江西省では生後10カ月の女児が、山東省では生後8カ月の女児に性早熟がみられるほか、
広東省では生後3カ月の男児の場合は体内から過剰な女性ホルモンが検出されたという。
これらの幼児たちに共通するのは同一メーカーの粉ミルクを摂取していたことで、中国メディアもメーカーの実名を挙げたうえで報道している。
現在、各地で生後わずかの女児に性早熟が発言していることに対し、中国の関連部門は慎重な姿勢をみせているほか、
疑惑の目を向けられているメーカーは「われわれの製品に問題はない」と発表した。
しかし、報道によれば、武漢市の女児が病院で治療していたところ、メーカーから賠償の連絡があったという。
当初、2000元(約2万6000 円)の賠償を申し出ていたメーカーだったが、最終的には20万元(約260万円)まで金額が引き上げられた。
しかし、女児の親は子どもの治療と原因の発見が先決だとして、メーカーからの提案に同意しなかったという。
一方、湖南省衛生局や質検総局、食品衛生監督局などの公的機関は、
「乳幼児の性早熟には複雑な原因が絡んでいる」として、慎重な姿勢をみせている。
(編集担当:畠山栄)
ソース サーチナ 2010/08/08(日) 13:40
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