10/08/04 22:33:09
【ソウル4日聯合ニュース】物価急騰や食糧難などで、北朝鮮・平壌の市場でも7月の「限度価格表」にコメや
トウモロコシが追加されるなど、食糧配給に異常の兆候が出ていることが、統一部の調べでわかった。
限度価格表とは、2003年から北朝鮮当局が各市場に提示している品目別の価格上限ラインを記したもの。
市場価格と多少の差はあるものの、過去の限度価格表と比較することで現在の物価水準を確認できる。
コメとトウモロコシが限度価格表に登場したことは、当局による配給がきちんと行われず、住民が市場での調達に
依存していると解釈できる。統一部当局者によると、2月には平壌以外の市場の限度価格表にはコメが含まれていた
が、平壌の市場にはなかった。
限度価格表によると、7月の農産物価格は2月に比べ3~6倍、工業製品は最高で7倍まで急騰した。品目別では、
マメ3.6倍、鶏肉3.3倍、ハクサイ3.0倍、リンゴ6.3倍、コメ・トウモロコシは2倍以上、それぞれ高騰
している。統一部は、農産物は供給不足、工業製品は2月に比べ7月の対人民元相場が大幅に下落したことが物価
急騰を招いたと分析している。
これと関連し、対北朝鮮人権団体「良き友人」は6月の記者会見で、「朝鮮労働党の指導部が5月26日に住民に
指示文を出し、食糧の自給自足を指示した」と主張した。
聯合ニュース: 2010/08/04 21:28
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