10/08/04 08:54:35
先月中旬、スパイ行為をしたという理由で韓国外交官(情報担当職員)を追放したリビアが、
約10億ドル(1兆1680億ウォン)規模の土木工事を‘無料’でするよう韓国政府に
要求していることが分かった。
政府関係者は3日、「今回の事態の解決のため、最近現地を訪問した情報機関交渉団に対し、
リビア側がこうした立場を明らかにした」とし「リビアはこの要求が受け入れられなければ、
現地に進出した韓国企業を制裁するという点も通知してきた」と述べた。
政府関係者は「リビアはスパイ活動をしたという韓国の外交官が接触したリビア側関係者の
名簿も渡すよう要求した」と伝えた。また「韓国の教科書がリビアとカダフィ国家元首を
否定的に扱っている」とし、これを是正することも強調したと、政府関係者は説明した。
リビアは「現地で韓国の宗教関係者が布教活動をしない」という約束をすることも要求した。
リビアのこうした立場は事実上、謝罪と賠償、再発防止を要求するものであり、今後の
政府の対応が注目される。
政府関係者は「諜報活動をめぐる葛藤が生じれば、情報機関の副責任者級(韓国の場合は
国家情報院次長)が相手国を訪問し、釈明・謝罪するレベルで決着するのが国際慣行」とし
「天文学的な補償と情報要員が接触した自国要人の名簿まで渡せというリビア側の要求は異例」と
述べた。
これと関連し、リビア英字紙「トリポリポスト」は3日、韓国外交官追放事件について
「リビアが韓国政府にある種の要求をした」と報じた。同紙は匿名を求めたリビアのある
官僚の話を引用し、「韓国が要求を期間内に履行しなければ、韓国企業がリビアで進めている
事業の見直しと特定措置が考慮されるだろう」と伝えた。
リビアの関係者は「今回の事件にかかわった外交官は韓国メディアが主張するように1人ではなく
2人」と明らかにした。スパイ容疑で忌避人物(persona non grata)に
規定された外交官が後任者に任務を引き継いだということだ。
URLリンク(japanese.joins.com)