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北朝鮮が2005年11月、アフガニスタンの反政府勢力にミサイルを販売したことを記録した米情報機関の
報告書が公開された。この種の内容が公開されるのは、今回が初めてだ。当時、北朝鮮は6カ国協議を通じて
米国と核交渉を行っていたが、その一方でアフガン反政府勢力を支援していたことが最終的に確認された場合、
今後の対北朝鮮政策に影響が及ぶのは避けられないものとみられる。
米紙ワシントン・ポストは26日、機密情報暴露ウェブサイトの「ウィキリークス」が公開した9万件以上の
アフガニスタン戦争関連文書の中に、アフガニスタン反政府勢力の実力者グルブディン・ヘクマティアル
（ヘズブ・イスラミ党指導者）とアルカイダのアミン博士が、北朝鮮から地対空ミサイルを購入したことについて
記載されていたと報じた。
この報告書にはさらに、05年11月19日にヘクマティアルとアミン博士がイランを経て北朝鮮に向かい、
12月3日にアフガニスタンのヘルマンド州に戻ったことも記録されている。報告書によると、二人は北朝鮮
滞在中に、米軍と同盟軍の航空機を撃墜するのに使用する遠隔操縦ロケットの購入契約を結んだという。
北朝鮮で購入契約が結ばれたミサイルは、06年初めに船積みされる予定だったが、具体的な契約条件や
日時は記載されていなかった。この契約から 18カ月後の07年には、アフガニスタンのヘルマンド川近くで、
米軍のCH－47ヘリ1機がミサイル攻撃を受けて撃墜されている。報告書によると、このヘリは携帯用の
地対空ミサイルによって撃墜されたものと推定されるという。
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