10/07/22 13:56:42
来日中の金賢姫・北朝鮮元工作員(48)が移動に使っているベンツが、
中国の温家宝首相(67)が5月末に来日した際に使われていたものと
同じ車両であることが分かった。
恩赦されたとはいえ、115人の命を奪った元死刑囚に国賓級の車両をあてがい、
ヘリをチャーターして遊覧飛行の“サービス”まで提供する
「国賓級の扱い」(外務省関係者)に、各方面から批判の声が高まっている。
金元工作が東京-長野・軽井沢間を往復する車両は世界のVIPが愛用するベンツSクラス。
ベンツユーザーの男性は「型は10年ぐらい前のものだが、セダンタイプでは最高級。
1000万円はするでしょう。民間人で乗ることができるのは、ごく限られた人」と語る。
車両には、防弾ガラスなどのテロ対策が施されているとみられる。
内閣府拉致問題対策本部も
「移動に使用しているベンツは公用車で、普段は外務省が管理している。
必要な期間だけこちらの管理に移して使用している」と、公用車の使用を認めている。
そのベンツはナンバーから、今年5月に来日した中国の温首相が使用したものと同じ車両と判明。
温首相の来日中の足として外務省が手配していた公用車だった。
「もともと外務省は、金元工作員の来日に消極的だった。
今回の来日は、中井洽拉致問題担当相が中心となり、内閣府主導で動いている。
外務省としては、今後の日朝協議で北側が反発する材料にもなりかねないため、
ほとんどノータッチの状態。なのに公用車まで“徴用”されて、かなり頭にきているようだ」
(拉致問題に詳しいフリージャーナリスト)
金元工作員は22日午前、長野県軽井沢町の鳩山由紀夫前首相の別荘から
件のベンツで東京方面に移動する。
さらに、「旅行がしたい」との希望から、
同日昼にもチャーターヘリを使った遊覧飛行が計画されている。
「国賓でもヘリ遊覧はない」と憤るのは外務省関係者。
世界の目も冷ややかで、英インディペンデント紙は
「爆破実行犯が日本で歓迎されている」との見出しで、「女優のような扱いだ」と皮肉った。
金元工作員の住む韓国の朝鮮日報も「日本で国賓級の歓迎を受けている」と報じた。
韓国国防省で海外情報分析の担当官を経験した拓殖大学国際開発研究所の
高永●(=吉を2つヨコに並べる)客員講師・研究員は
「すでに金元工作員からは日本の警察や公安当局が話を聞いているので、
来日で特別な情報は出ないと思う。
むしろ、菅政権が左に傾いているというイメージを払拭したいという狙いが強い」と語る。
VIP扱いについても「韓国当局は、金元工作員の利用価値は薄いと判断している。
日本政府の今回の対応は不自然だ」と批判している。
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