【日米】 「在沖海兵隊が中国に上陸し中国軍と戦うなんて誰も思っていない。冷戦の遺物だ」と下院重鎮が不要論展開 [07/16]at NEWS4PLUS
【日米】 「在沖海兵隊が中国に上陸し中国軍と戦うなんて誰も思っていない。冷戦の遺物だ」と下院重鎮が不要論展開 [07/16] - 暇つぶし2ch1:夏髪φ ★
10/07/16 21:51:26
★在沖米海兵隊:広がる不要論 下院の重鎮「冷戦の遺物」

 在沖米海兵隊の不要論が最近、米国内で急速にわき上がっている。
米民主党の重鎮で、政府に影響力を持つバーニー・フランク下院歳出委員長が
「米国が世界の警察だという見解は冷戦の遺物であり、時代遅れだ。沖縄に海兵隊がいる必要はない」
と公に訴えたことがきっかけだ。同氏らの意見が反響を呼び、メディアも大々的に取り上げている。
背景にあるのは深刻な財政赤字。リーマン・ショック以降、不況で生活に苦しむ国民の不満が、
膨大な軍事費に向き始めている。米軍の戦略見直しと財政再建の必要性が合わさり、
海外駐留米軍の撤退を求める声は拡大する様相を見せている。

 ことの発端は今月6日。与党フランク氏と野党ロン・ポール氏の両下院議員が、
米国の有力サイト「ハフィントン・ポスト」に寄せた論文だ。
「なぜわれわれは軍事費を削減しなければならないのか」と題し、
2010年度の軍事費6930億ドル(約61兆円)は歳出全体の42%にも上り、
経済活動や国民生活を圧迫していると説明。米国が超大国として他国に関与することが、
逆に反米感情を生み出している側面も指摘した。

 結論として「財政再建と雇用創出が国の最優先事項だ。
度を越した軍事費問題に取り組まなければならない」と強調した。

 この記事が大きな反響を呼んだ。8日に大手テレビMSNBCやCNNニュースはフランク氏らを招き、
論点を取り上げた。10日は米公共ラジオ局も取り上げ、
フランク氏は「1万5千人の在沖海兵隊が中国に上陸し、何百万もの中国軍と戦うなんて誰も思っていない。
彼らは65年前に終わった戦争の遺物だ。沖縄に海兵隊は要らない。
超党派で協力し、この議論を提示していきたい」と訴えた。

 12日のウォールストリート・ジャーナルは「普天間飛行場の県外・国外移設を望む沖縄に、
強力な助っ人が現れた」とし、今後この動きが加速する可能性に触れた。

 国会議員を15期30年務め、政治手腕に評価の高いフランク氏の発言には、綿密な裏付けがある。
自らが主導し超党派で立ち上げた軍事特別委員会が、6月に発表した報告書だ。
軍事専門家らを交えて軍事費を細かく精査した結果、欧州やアジアの駐留軍の縮小、オスプレイなど
軍用機調達の停止・延期などによって、10年で1兆ドル(約88兆円)が削減できるとの試算を出した。

 ワシントン・ポスト紙は、この報告書を踏まえた記事を掲載し、
「米国は世界の警察として、アフガニスタンやイラクだけでも1兆ドルを費やしてきたが、
世界の中の役割について再考が必要だ。われわれはそろそろ正直に、
そして公に議論すべき時期にきているのではないか」と、
海外駐留米軍の役割について国民的議論を呼び掛けた。
 (与那嶺路代ワシントン特派員)

ソース 毎日新聞(琉球新報)2010年7月16日
URLリンク(mainichi.jp)


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