10/09/27 16:37:54.80 O/mSDKAp0 BE:2330251698-PLT(12001) ポイント特典
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安城市小堤町の私立安城学園高校(坂田成夫校長)で25日に開かれた学園祭で、
沖縄県宜野湾市の米軍普天間飛行場問題を考えるシンポジウムがあった。
沖縄県立普天間高校3年の岡本かなさん(18)と、元外務省主任分析官の佐藤優さん(50)の話を聞き、
生徒たちは自分の力で考えることの大切さを学んだ。(山吉健太郎)
米海兵隊の普天間飛行場を巡っては、鳩山政権が「最低でも県外移設」と約束しながら、結局名護市の辺野古への移設で日米合意した。
岡本さんは今年4月、県内移設に反対する9万人の県民集会で「フェンスで囲まれているのは基地なの?私たちなの?」と訴えた。
安城学園の3年生で生徒会長の鶴見理絵さん(18)たちは今夏、全国高校総体の応援で沖縄を訪れた際、普天間飛行場などを見学し、
普天間高校を訪ね、岡本さんに学園祭参加を依頼したという。
シンポジウムで、岡本さんは軍用機の騒音で授業が中断される日常を、写真や動画も交えて説明。
「叫びたくなるほどうるさいのに、感覚がまひしてきた。でも当たり前にしてはいけない。
一人一人が考えて行動すれば、きっと何か変わると期待しています。みなさんも安城の高校生の立場で、基地問題を考えてほしい」と呼びかけた。
佐藤さんは、沖縄出身の母が大戦末期に九死に一生を得た経験を紹介した。
生徒たちに「結論を急がず、よく考えることが大事」と強調。
「普天間飛行場の県外移設ができないのは、外務省や防衛省の官僚が面倒くさがっているから。
官僚をきちんと動かせる政治家を選ぶことが必要だ」と話した。
シンポジウムを終えた鶴見さんは、「かなさんと出会い、『おかしいことはおかしい』と言う大切さを知りました。
みんなにも、普天間を同じ日本の問題として知ってもらい、考えてもらうきっかけになった」と振り返った。
豊川市の私立豊川高校から参加した2年生の近藤貴稔さん(17)は「沖縄の問題は、今まで教科書の中の話だったけれど、
自分のこととして理解できた」と話した。同校でも10月2日の学園祭で、
米軍基地の県外移設を訴える知念ウシさんを招き、シンポジウムを開くという。
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