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中国の豆瓣網が高校などの制服の人気討論のページを設けたところ、上海や広東省など「ファッションの最先端」とされている地域をおさえ、河南省許昌市第三高級中学（高級中学は日本の高等学校に相当）が選ばれた。
同校の制服人気は、「うなぎのぼり」という。
中国新聞社は「最もそそられる学校制服は河南で出現 女子生徒のミニスカートと黒いストッキングに、ネットユーザーは感嘆」との見出しで、同話題を報じた。
同校によると、制服を導入したのは2010年6月。市の芸術活動大会が開催され同校も参加することになったので、学校として統一したイメージを作ろうと考えたという。
学校側は、「生徒自身がほしくなる制服」という目標を定め、生徒に何度も意見を聞いた。教師と生徒が討論会を重ねた結果、韓国の最新式の制服のデザインに近いものにすることに決めた。「韓流ドラマ」で認知度が高かったことも、影響したようだ。
男子生徒は黒い背広とズボン。ネクタイ着用で、背広には縁取りと胸のエンブレムがある。女子生徒は背広とプリーツスカート。やはり、ネクタイ着用だ。
小物を含めた5点セットで、価格は140元（約1800円）に抑えた。購入・着用は強制しないが、全校生徒800人のうち700人がすすんで購入した。
学校側の悩みと言えば、女子生徒のスカートの長さ。あまりにも短いと学校にはふさわしくないと考えているが、一部の女子生徒が裁断の際、短くするように求める。学校側が「問題あり」と判断した場合には、直させているという。
女子生徒の黒いストッキングは制服ではなく、「一番、似合う」と選ぶ生徒が多いのだという。そのため、これまでにベージュが“流行”したこともあるという。
インターネットでは「それじゃ、普通の市民と同じ」として、「セクシーな黒が一番美しい」との意見も発表された。（編集担当：如月隼人）