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口蹄疫被害・宮崎の生徒へ、千羽鶴 榛生昇陽・橿原高
口蹄疫(こうていえき)の被害に苦しんだ宮崎県の高校生を励まそうと、県立榛生昇陽、県立橿原の両校の吟詠剣詩舞合同チームが今月2日、
宮崎県で開かれた「第34回全国高等学校総合文化祭」で同県代表の生徒らに千羽鶴と寄せ書きを贈った。
「吟詠剣詩舞」は和歌などを吟じながら、扇子や剣を使って舞う。2校は合同で活動し、文化祭に11人が県代表として出場した。
今年の会場となった同県高鍋町の県立高鍋農業高校畜産科では、生徒が育てた牛や豚が口蹄疫のためにすべて殺処分された。
榛生昇陽高校で部活動の顧問を務める岡田健一さんがテレビで知って生徒らに話し、同校3年の生田蕗(ふき)さん(17)の声がけで、千羽鶴を折ろうと決めた。
文化祭が一週間後に迫るなか、練習の合間や電車での移動中などわずかな時間を使って、
一人ひとりが心を込めて鶴を折り上げた。鶴を折っているのを見た友人や家族も手伝ってくれたという。
橿原高校3年の南口友里佳さん(17)は「普通、千羽鶴を折るのに一カ月はかかると聞いたので、よく間に合ったと思う」。
岡田さんも「まさか本当に千羽折り上げるとは。見事でした」と感心する。折り上がった鶴は、色合いを考えながら、1日かけてきれいに糸でつないだ。
寄せ書きは、吟詠剣詩舞にちなんで、舞台用の白地の扇子に一人ひとりが思いをつづった。
橿原高校2年の新田奈央さん(16)は「宮崎市と橿原市は姉妹都市。早くよくなることを願っています、と書きました」。
当日受付に託そうと考えていたが、運営側の好意で、前日の交流会に急きょ贈呈セレモニーが用意され、
新田さんら両校の2年生2人が、宮崎県代表の生徒に千羽鶴と寄せ書きを手渡した。生徒からは「うれしい。大切にします」と言葉をもらったという。
翌日、文化祭会場の入り口に飾られ、終了後は高鍋農業高校へ届けられたという。
岡田さんは「今回、宮崎の高校生に贈り物をしたのは私たちだけだった。
みんなのまっすぐな思いと行動力が誇らしい」と話した。(荻原由希子)
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