10/08/27 14:44:19.90 4Zc1PrnCP BE:996620328-PLT(12001) ポイント特典
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知人が企てた強盗計画を佐賀県警に知らせて「おとり捜査」に協力したのに逮捕され、
事実と異なる報道発表もされて精神的苦痛を受けたなどとして、
佐賀市兵庫町、中古自動車販売業原一弘さん(39)が、県を相手取り330万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が27日、佐賀地裁であった。
野尻純夫裁判長は県警の過失を認め、県に33万円の支払いを命じた。
訴状などによると、原さんは2007年7月21日、知人の暴力団幹部から強盗に協力するよう求められ、
犯行日の運転手役と目出し帽の準備を指示された。目出し帽を購入するなどしたが強盗したくなかったため、
同28日の犯行予定時刻の約2時間前に佐賀署に赴き、強盗計画を密告した。
しかし、同署の刑事から予定通り計画に加わるよう言われ、
暴力団幹部の指示通りに別の男3人を車に乗せて押し入る予定の民家に到着したところで
署員らに全員が取り押さえられた。同署は、現場にいなかった暴力団幹部を含め計5人を強盗予備容疑で逮捕した。
同署は、原さんら4人について「強盗目的で道具を持って民家に行った」などと発表。
原さんは20日間拘置され、佐賀地検は不起訴とした。原さんは
「逮捕、拘置され、肉体的、精神的苦痛を受けた。警察の指示に従ったのに虚偽内容で発表され、名誉を傷つけられた」として08年3月に提訴した。
県警側は「密告を知られることなく強盗を阻止する方法はほかになかった。
強盗予備罪が成立し、自首にあたる」と主張して全面的に争っていた。
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