10/08/19 06:16:24.76 0eLBeZ+T0● BE:640209252-PLT(12072) ポイント特典
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フェムトセル無料配布で浮上した「ただ乗り」問題
孫氏は、ソフトバンクモバイル(SBM)の携帯電話インフラに関して「電波が弱い」「圏外が多くて
困る」「速度が出ない」といったユーザーの不満を解消すべく、3月28日の同社イベントでフェムト
セル(家庭向けの小型基地局)の無料配布を公約した。この場で、基地局増設計画やWi-Fiスポ
ット拡充などとの合わせ技による通信品質改善策をブチ上げたのは記憶に新しい。
SBMが当初公表した内容では、フェムトセルの申し込みを受け付ける推奨ブロードバンド回線と
して、Yahoo! BBやNTTのフレッツ光ネクスト系サービスが明記されていた。すべてのフェムトセル
ユーザーがこの推奨ブロードバンド回線を利用するのであれば、ほかのプロバイダのネットワー
クをSBMのトラフィックが通過することはない。
問題は、SBMが推奨ブロードバンド回線以外のユーザーからの申し込みも受け付けている部分
にある。推奨以外のブロードバンド回線にフェムトセルが接続されると、そのトラフィックは、「フェム
トセル」→「ブロードバンド回線」→「プロバイダ」→「インターネット接続ポイント」→「SBM」と流れ、
プロバイダからすると「ネットワークをただ乗りされる」ことになる。プロバイダの怒りの原因はここ
にあるのだ。
プロバイダ側も「いたずらにフェムトセルを拒否して普及を阻止しようなどとは思っていない」(大
手プロバイダ関係者)というが、「突然『推奨ブロードバンド回線以外でもフェムトセルを始めるので
よろしく』といった趣旨の通知メールがSBMから送付されてきただけ」(大手プロバイダ関係者)で、
一方的なやり方に怒り心頭といった様子なのだ。
孫氏としては、インフラの増強をぶち上げたイベントから時間が経過してしまったのではインパク
トが弱くなるので、できるだけ早期に始めたかったはず。しかし、プロバイダ側との事前協議を持っ
ていたのでは、次に挙げるような問題を1つひとつ調整しなければならず、とても短期間での発表
と受付開始はおぼつかない。まさに、Twitterの「やりましょう」のノリの延長線上で、根回しを省略し
て結論から先にブチ上げたことで、騒ぎが広がったわけだ。
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