10/08/16 00:44:04.05 NOZPLl83P BE:843048689-PLT(12001) ポイント特典
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スタジオジブリの最新映画「借りぐらしのアリエッティ」が全国公開されている。
初監督の米林宏昌(37)、音楽担当のフランス人歌手セシル・コルベルは、
ともに若さと情熱を買われての大抜てき。そして互いを刺激し合う車の両輪だったという。
物語はスクリーンいっぱいに広がる緑したたる庭の風景と、優しくももの悲しいケルト音楽で幕を開ける。
やがて登場する主人公は、勝ち気な少女アリエッティ。身の丈10センチほどの小人だ。
原作は英作家メアリー・ノートンの児童文学「床下の小人たち」。舞台を現代日本に移し、
古い屋敷の床下に父母とひっそり暮らすアリエッティと、人間の少年・翔の交流が描かれる。
小人一家は必要なものを人間の部屋から少しずつ借り、知恵と工夫を凝らして生活を営んでいる。
砂糖、せっけん、電気…。ただ小さいだけだから、超人的なアクションはない。魔法も使えない。
でも小人の目で見たこの世界はみずみずしく、発見に満ちている。
「監督に初めて会ったときの印象は…『この人、小人たちと一緒に暮らしてる!』」。
コルベルは楽しそうに目を細める。「見た人が共感できるのは、きっとそのせいですよ」
もともと宮崎駿と高畑勲が約40年前に練った企画を、米林はジブリ劇作最年少で監督することになった。
「崖の上のポニョ」(2008年)など躍動的な作画で高い評価を得ているが、
「今回はファンタジーだけど日常。実体感のある筋肉の動きや顔の表情でファンタジーに仕上げる。
そのバランスが難しかった」と振り返る。
一方のコルベルは、ジブリへ売り込んだ自作CDがきっかけで主題歌、さらに全編の音楽を担当。
作画と同時進行で歌を作り、日本に届けた。「聴くたびにイメージがわいて助けられた」と米林監督。
実は小人には「人間に見られてはいけない」というおきてがある。滅びゆく種族、小人。
たくさんの物を所有する人間。好意を抱いて接近したアリエッティと翔を通じ、
「価値観の異なる者同士の共存や本当の幸せについて何か感じてほしい」と2人は訴えた。
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