10/08/12 20:01:45.96 6Ez5DkRh BE:2082953366-BRZ(10000) ポイント特典
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今の日本に、野糞の経験者はどれくらいいるだろうか。
残念ながら(?)筆者には経験がない。子供の頃、クラスメートが眼前で野糞したときの光景が
45年経った今もまぶたに焼き付いているくらいだから、やはり多くの人にとってはかなり非日常的な行動なのであろう。
そんな現代日本において、長年にわたりトイレの使用を拒否し、毎日森の中で穴を掘り、
野糞を実践している人物がいるという。早速私は担当編集者とともに、その人物が住む茨城県に向かった。
正直に言おう。失礼ながら私は、穴倉で暮らす髭ボーボーの、仙人のような老人を想像していた。
ところが我々を待っていたのは、こざっぱりとした服に身を包んだ軽妙洒脱な紳士であった。
お話は理路整然として、まさに正論そのものであり、随所に豊かな教養が見え隠れする。
お宅も穴倉どころか、美しい緑に囲まれた歴史の重みを感じさせる立派なお屋敷であった。
「どんなに高級なトイレットペーパーも、5段階評価で言えば、せいぜい3.5くらいですね。
やっぱりチガヤの穂とか、半乾きのキウイの葉が気持ちいいですよ。汚れがよく落ちますしね。
どんな葉っぱをどの時期に使うかによっても、拭き心地は全然違います。それを通じて、
自然の奥深さを実感できるんです。
拭いた後は、森の中を流れる水を使って、自分の手で肛門を清めるんです。私は“インド式”と呼んでいるのですが、
ウンコというものを、自分の一部としてより身近に感じることのできる瞬間です。
私に言わせれば、“ウンコは良識の踏み絵”なんです。自分自身でひり出しておきながら、
臭い汚いと軽蔑するのは無責任だとは思いませんか? ウンコにしっかり向き合い、その始末にも
責任を持つのが真の良識です。人間としての生き方がウンコで試されるんですよ」
そう言って快活に笑う人物が、今回の取材対象・伊沢正名さんだ。伊沢さんは自然写真家として、
特にキノコを被写体とした作品群では日本を代表する人物である。しかし近年は「糞土師」(ふんどし)という
ユニークなアイデンティティを確立し、全国で環境問題解決に向けての講演活動を推進しているという。
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