10/12/18 15:44:06 ylOiBCNF0
※ 以下、ここだけの話。
無事に大綱が通って良かったですね。幸い、私の出番はありませんでした。実
は秋以降、私はちょっと微妙なポジションにいたのですが(^_^;)、本当に中共
様々ですよ。あの援護射撃が無かったら、一ヶ月くらい永田町に通い詰めて胃が
痛い思いを強いられていたかも知れない。
国家というのは不思議なものですね。誰が意図したわけでも無いのに、気がつ
くと、しかるべき場所にしかるべき人材がはまっている。いったい何の絵なのか
誰も知らないジグソーパズルがあって、自分たちはその一枚のピースになってい
ることすら気付かなかったりするんだけど、いざことが動き始めると、目的を達
するために全員一斉に動き出して、あっという間に絵を完成させる。ある意味、
国家の恐ろしい所です。
この大綱に関して言えば、たぶん関与した人間は、防衛省の外だけで数千人で
片づかないと思いますね。そしてその作業の大半は、コンセンサスの形成に費や
されるんです。
その昔キッシンジャーが日本の政治に関して、日本の政治はコンセンサスで動
くと評したけれど、まさにそれ。後になって、自分はそれ聞いてないから、とい
う人間が出ないよう、コンセンサスの形成に膨大なエネルギーを使う。
大綱策定も最後の一年くらいはそれだったんです。私も平素は、そのコンセン
サスを形成するための数多の歯車の一つでした。
当面、防衛案件は無さそうなので、通常国会まで、私の待機もようやく開けま
した。これで皆さん懸案を片付けて年を越せるね、なお話です。