10/01/09 13:35:24 8LChm3Ex
>>493
細かくは覚えていないのだけれど、もし西村寿行だとすれば、
現代人の血を江戸期にまで遡って調べていく話は、「虎落笛」か「血の翳り」の2作。
(他にもあるかも知れないが、すぐ思い浮かぶのはこの2作)
「虎落笛」は、冒頭で処刑される死刑囚の出生に興味を覚えた検事が、
その死刑囚の血筋を遡って調べていく話。
「血の翳り」は、妻子を惨殺された刑事が犯人と動機を追ううちに、
自分の出自にその理由が隠されていることを知り、自分の系譜を調べる話で、
生来犯罪者説がテーマとなっていた。
どちらかというと「虎落笛」の方が怪しいかな。
確か死刑囚の祖先にロシア人の娘がいたような‥‥