09/06/23 12:47:51 44fTYXPY
海外の推理作家の短編らしいんだけど、
二人の詩人が詩作を競うことになった。
一人は名声を得た高名な詩人で、もう一人は変人と言われる全くの素人。
試合の主催者(王様的な？)は、「美しい物を歌うのなら誰にでも出来る」と、
鼻くそだか耳くそだか、とにかく汚い物を主題に決める。
高名な詩人は、美辞麗句の限りを尽くし、鼻くそをまるで神が与えた奇跡のように称える。
その美しい詩は聴く者に感銘を与え、高名な詩人は自分の勝利を確信する。
すると突然、変人は詩人に駆け寄ると、自分の鼻くそを擦り付けようとした。
詩人は思わず身を引く。すると男は
「君はあれほどの歌を読みながら、結局鼻くそが美しいなんてこれっぽっちも思っていないのだ」と詩人に言い放つ。
「心のない詩に価値などない」と、結局高名な詩人は勝負に敗れ、やがてスランプに陥り失脚する…
って筋の話で、けっこう有名な作品…だとか。
サークルの後輩の一番好きな短編らしく、当然知ってますよね、みたいなテンションで
「これ、タイトルなんでしたっけ？」って訊かれて
「ああ、なんだっけ。エリンか誰かの作品だよね」
とか適当なこと言っちゃったけどごめんなさい全然解りません。
先輩の意地があるので誰か助けるといいよ！