11/08/01 20:01:20.38
>>233
統計自体は昭和57年度から開始しているが、
平成8年度に校外の事件を加算、さらに平成18年度に対象が公立から国公私立に広がっている。
なので実質「過去最大」というのは
「過去4年間で最大」
ということにしかならない。
ついでにいうと、少年法が平成19年に改正されている。
これにより20年以降で少年法の対象となる件数が増えたと考えれば何の問題も無い。
発生していたものの立件されなかったケースが存在したということだ。
これを含め、法適用対象が変化する場合がある。
有名なのが「万引きして抵抗したら重大事件である暴力事件としてカウント」というもの。
「去年中学生がケンカした数」と「今年中学生がケンカした数と万引きで抵抗した数の合計」を比較して
「増えた。中学生が凶悪化した証拠だ」
とか言い張るのは馬鹿の所業だってことくらい分かるだろう。
そしてこれは私論になるが、
調査ルール変更が現場で徹底されるのが遅れるケースもある。
例えば、ネコが引用したグラフのうちいじめのグラフ。
調査対象が変更されたことを示す二重波線の後、平成6年から7年にかけて一旦件数が増加し
その後減少に転じている。
調査開始の際にどの案件を対象としどの案件を除外するか判断が難しかったんだろう。
だから現行ルールでいえば平成20年以降のグラフ推移を見守るのが筋だと思う。
別件なのでどうでもいいが、ネコが引用した資料は
不登校生徒およびいじめが漸減していることを如実に語っているなあ。
まあ、これは調査が始まった事による各学校での事象の深刻化の影響と個人的には思うが。