10/12/02 13:19:35
●小泉元首相「大連立否定発言」について その1
「政局の鬼」小泉純一郎が、急に姿を表したのは、当然理由がある。
それは恐らく、水面下で何かが起こっているor小泉の読みで来年何かが起きることを
想定してのものだと思われます。
そして小泉元首相の現状分析はだいたい次のような感じではないか。
来年の通常国会、もしくは統一地方選で菅政権が行き詰まる可能性がある。
その時、民主党政権が取るであろう選択肢は、新首相の下、解散or大連立or民公連立しかない。
この内、民公連立の可能性は低い。
何故なら、それが成るなら菅が行き詰まる前に、小沢・鳩山派が復権して、挙党体制が確立され、事実上の民公連立が成立するからだ。
よって菅は生き延びる。
菅が辞職した場合の新首相は、約2年で3人目の総理になるわけだから、解散の声が高まってくる。
しかし解散して勝利の確約はない。
それならば、大連立をして、安定政権を築いたほうがトクである・・・。きっとそう思うであろう。
だが、自民党が大連立をやれば、必ずみんなの党が伸びてくるし、党そのものが弱体化するおそれがある。
弱っている相手を救う必要はない。
恐らくこのようなことを、小泉元首相は考えているのであろう。