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サッカー前日本代表監督の岡田武史氏(55)が、監督就任について中国スーパーリーグ杭州緑城と基本合意した。
渡欧前の上海浦東国際空港で明かした。6日夜に杭州市内のホテルで行われた杭州緑城の宋衛平オーナーら幹部との会談で基本合意に達したという。
現在、希望するコーチ人事と補強費用などの条件面を、現地に残った代理人が詰めている状況で、今日8日にも結論が出る見込みだ。
岡田氏はこの日、新天地でのアジア制覇へ改めて意欲をみなぎらせた。
柔和な表情の中に、強い決意をみなぎらせていた。この日の昼、陸路で約3時間をかけて杭州から上海浦東国際空港に到着。
杭州滞在はわずか14時間という強行日程にも、岡田氏は疲労の色すら見せなかった。
岡田氏 昨夜、オーナーとお話しして、お互いに頑張ってやっていきましょうということになった。
冷静な口調で、オーナーとの話し合いで基本合意に至ったことを明かした。
宋オーナーやクラブ幹部と夕食を取りながらの交渉は、和やかなムードで進んだという。
「オーナーとも話したけど、日中は政治ではいろいろとあるけど、我々はサッカーという草の根の部分でしっかりやりましょうと」。最後はガッチリと握手を交わした。
この日の昼すぎ、10日のスペインリーグのRマドリード-バルセロナ戦のテレビ解説のために渡欧した。
それに先立ち早朝から杭州市郊外にあるクラブの練習場を視察した。東京ドーム19個分の約87万4200平方メートルを誇る広大な中泰トレーニングセンターには、
競技場を含む9面の天然芝グラウンドがあり、クラブハウス、プール、トレーニング室、宿泊施設、医療施設などが完備されていた。
「日本の施設を超える世界的な施設だった。本当に素晴らしい」と絶賛した。
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杭州緑城
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