11/12/07 21:41:05.78 0
今月25日に最終回を迎えるNHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」
09年11月の第1回放送から足かけ3年でようやく全3部13話が大団円を迎える。
NHKでは連日連夜、番宣ばかりを流しているが、視聴者を圧倒するのは有名俳優やドラマの中身よりも、
莫大な制作費を投じたことが一目瞭然の豪奢な作りの方である。
国内ロケの何倍もカネがかかる海外ロケはしょっちゅうで、第2部のヤマ場だった第9話「広瀬、死す」の回は
地中海のマルタ島で撮影。現地にまで船を持ち込んだそうで、
「海のシーンは陸上の何倍もカネがかかる。しかし、船は史実に忠実に造っているので、他のドラマでは
使いまわしがきかない。撮影が終われば廃棄です」(テレビプロデューサー・谷スグル氏)というから
ぜいたくな限りだ。制作費はNHKが明かしたところによると、通常の大河ドラマ1話の制作費(約6000万円)の
4倍の2億4000万円。それが全13話だから総額31億円超という巨費。その額が受信料から投じられているのだ。
「2億4000万円は表向きの数字に過ぎません。これは純粋に制作費だけです。膨大なスタッフの人件費は、
NHKが給料として払っているから計上されません。民放が同じドラマを作ろうとしたら、軽く3倍以上のカネが
かかります」(谷スグル氏=前出) コスト意識セロである。
こんな調子でポンポンとドラマを作られたら、たまったもんじゃない。NHKの昨年度の受信料収入は6598億円と
過去最高だ。21年連続黒字の“優良企業”である。それで湯水のごとくカネを使っているのだろう。
職員の平均給与も1000万円を超えている。それならまずやるべきことは、受信料の値下げじゃないのか。
金に飽かせて壮大なスケールのドラマを作ることではないだろう。
(>>2以降に続く)
12月7日 日刊ゲンダイ紙面より
URLリンク(www.1072ch.net)