11/12/02 16:37:23.16 0rEpoqnc0
今回の1件は、新規事業がうまくいかない焦りや危機感が背景にある。
その中で、大阪的な軽いノリでやってみたうちの1つが、たまたま当たってしまったので、
そのまま拡販を図っていたということなのだろうが、「白い恋人」側がどう思うかという
発想がなかったのが驚きである。それが、吉本の企業体質なのだろう。
この紛争を、「そう、うるさいこと言わずに」「まあ、いいじゃないの」と笑って見て
いる人も多いと思う。確かに、オリンパスや大王製紙に比べれば額も微々たるものだし、
パロディーの笑えるネーミングについて大真面目になって争っている絵も、それこそ“面白い”。
しかし、「白い恋人」の製造・販売者にとっては全然笑えるものではなく、商標権侵害
の可能性あり、ということに気付かなかった、あるいは無視していた吉本興業を、
コンプライアンスの観点から他山の石とすべきであろうと思う。
社会のさまざまな人たちの視点から見て、自社のやっていることが適切か、受け入れられるか
どうかを考えることこそ、コンプライアンスなのである。
結果は、販売中止になって行くでしょう(裁判所の和解勧告を受け)