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プロ野球セ、パ両リーグは28日、今季のベストナインを発表し、阪神からは、
平野恵一内野手(32)、鳥谷敬内野手(30)、マット・マートン外野手(30)が受賞した。
二塁手で2年連続2度目のベストナインを受賞した阪神平野が、球界に異例のお願いを申し出た。
今季導入された統一球について再考を陳情した。
「道具が変わる中で苦労したシーズンだった。死活問題の環境だった。このボール何とかならないか
アピールしたいと思ってやっていた。飛んでも飛ばなくてもいいけど、中間ぐらいがいい。普通のボール
でとお願いしたい」
大阪都構想…まではいかないが、切実で大胆な改革提案だ。
昨年リーグ2位の打率3割5分をマークし、自信を持って臨んだ今季は2割9分5厘。
シーズン序盤は統一球に対応できず、てこずった。169センチ、66キロと小柄な平野は、
同タイプの広島東出とも意見交換。維新の会ならぬ小兵同盟を結成していた。
「東出と食事してこのボール何とかならないかという話になって。強く低くたたきつける選手に
とって、ワンバウンド目でゴロが死ぬから、抜ける打球も抜けない」
異例のお願いをするだけではない。「選手としてレギュラーでやっている以上こんな光栄な賞はない。
賞に恥じないように努力しないと」と、“当選”に満足することなく、レベルアップを公約した。
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