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金本、右肩棘上筋断裂のまま復活へ
阪神・金本知憲外野手(43)が28日、福岡県内の病院で棘(きょく)上を完全筋断する右肩の再検査を
受けた。この日早朝、自主トレで滞在する広島から福岡に移動。同病院でMRI検査を受診した。棘上筋は
断裂したままだが、他の筋肉の代用となる新しい膜が発見されるなど、光明もあった。医学の常識では
考えられない「医者泣かせ」の鉄人が復活を信じ、地道なリハビリを続ける。
専門家の診断は変わらなかった。この日、MRI検査で映し出された右肩の画像は1年前と同様、棘上筋は
完全断裂したままだった。「(筋肉が)ひっついてるかも…」。金本はミクロの可能性に期待を寄せながら
再検査に臨んだが、常識は覆らなかった。
「画像を見たら、普通は手術。それが医者としての選択肢。手術しないでプレーできてしまう金本選手は、
医者泣かせ。普通の人には期待しないことを期待してしまう」。肩の権威として数々の範例と向き合ってきた
福岡県内の担当医は破格の肉体を前に苦笑いした。
昨年11月、同医師から「手術しか考えられない。このままだと日常生活も困難になる」と宣告された。
金本は「自分が35歳なら考える」と手術を拒絶。リハビリと筋力強化で再生を目指した。
現役続行はいばらの道を意味するが、検査結果に光明もあった。断裂した棘上筋の周辺にうっすらと新しい膜
が見つかった。「まれな範例。他の筋肉の代用をする能力に優れているから投げられる」(前出の医師)。
萎縮していた棘下筋の厚みも12・4ミリから16・8ミリに増した。金本は「地道なリハビリの成果だと
思う。まだまだ上げていきたい」と意気込んだ。
今季、復活はならなかった。チーム4位の勝利打点「7」を挙げるなど活躍も光ったが、残った数字は
打率・218、12本塁打、31打点。絶頂期を知る者からすれば見たくない姿。常識を覆す復活劇こそ、
鉄人の名にふさわしい。
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滞在先の広島から右肩の再検査のため福岡へ向かう金本=広島駅
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