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手を挙げる球団はないだろう。
プロ野球の合同トライアウトが24日、神戸で行われた。参加者は投手37人、野手22人。
その中には、プロ21年目で阪神をクビになった43歳の下柳の姿もあった。
12球団の編成担当の他に、ロッテ西村、オリックス岡田監督らが見守る中、シート打撃では一番に登場。
G・G・佐藤(西武)、中谷(楽天)ら4人を、外野飛2、内野飛1、内野ゴロ1に打ち取った。
登板後は「何もないですよ。お疲れさんでした」と言って球場を後に。
その下柳はこれまで623試合に登板。129勝104敗22セーブ、1414奪三振、防御率3.91という数字を残した。
日本ハムから阪神に移籍した03年には10勝を挙げ、18年ぶりの優勝に貢献。15勝した05年は最多勝にも輝いた。
08年オフに右ひざの手術をすると下半身に粘りがなくなり、昨年は7勝どまり。今季は6試合(28回)に投げ、勝ち星ゼロ(2敗、防御率3.54)に終わった。
本人は「まだまだユニホームを脱ぐ気はない」と、現役続行を希望するが、「もう潮時ですよ」と、某球団関係者がこう言う。
「下柳は昨年6月、17歳も年下の女房をもらった。それが今季9000万円の年俸がいきなりゼロでは、来年払う税金の心配もある。
1年でも2年でも現役を続けたい気持ちはわかる。でも、一軍で活躍できる力はもうない。
球速が130キロ台の下柳は、低めの制球力が命。ボールを微妙に動かし、ひざの高さ辺りでストライク、ボールを出し入れする。
球威がないから、とにかく低めにボールを集めゴロを打たせるスタイルだった。
ひざの手術をしてから低めの制球力がガクッと落ちた。ゲームをつくれる投手ではない」
横浜の監督候補に浮上した工藤とはダイエー(現ソフトバンク)時代の95年、同じ釜の飯を食った仲だ。
「横浜入りがあるんじゃないか」という声もチラホラあるが、最下位脱出を求めるファンからすればいい迷惑か。
日刊ゲンダイ
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