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U-22日本代表の五輪予選が行われている。22日にアウェイで行われたバーレー戦には
僕も解説として現地に行ったが、想像していたよりも、アウェイの雰囲気がなく、拍子抜けだった。
バーレーンは現在反政府デモが頻発し、国が荒れている。試合当日も何かセレモニーがあったようで、
スタジアムにはほとんど現地のサポーターがいなかった。こうしたデモには同国代表のスポーツ選手も
多数参加しており、A代表のアラー・フバイルもその中に含まれるというほどだから、
サッカーどころではないのかもしれないね。
山田君が顔面を踏みつけられたシーンに代表されるように、ラフプレーも多かった。シリアとの試合でも
レフェリーに殴りかかったようだから、そういう精神状態の国なのだろう。
日本にとって勝って当たり前の相手だったというか、レベルの低い相手であったことは間違いない。
とはいえ、日本の出来がよかったかといえば、首を振らざるをえない。
本当にド素人かと思うほどひどい相手GKにも助けられ、2―0という、アウェイということを考えれば
及第点のスコアで帰途についたが、内容的にはまだまだだ。
現在のチームは、守れるけれど、攻撃の部分でゲームを作れる選手がいない。バリエーションに乏しく、
縦へ急ぎすぎるきらいがあり、フィニッシュへの攻め手が少ない。マレーシア戦もそうだったが、
こうした相手に対して、日本は本来ゲームを支配するサッカーができるはずだ。自分たちからアクションを
起こすサッカーができる立場とレベルにあるはずが、ゲームメイク力のなさにより、相手にお付き合いするような
試合内容になってしまう。
アタッカーに関しては、A代表に選出されている清武、招集されていない宇佐美、宮市らをはじめ、駒は豊富だ。
さらにバーレーン戦では大津が先発起用の期待に応え、サバイバルレースはさらに激しくなった感がある。
しかし中盤でしっかりゲームを作れる選手の不在は、このチームの大きな問題だ。
今後この役割を誰が担っていくのか、関塚監督がどう考えているのか。課題でもあり、見どころでもあるね。
セルジオ越後 2011年11月25日10:57
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