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日本シリーズ終了
2011年11月 VOL.3
前回は2戦目を終えたところでの話をさせてもらった。ソフトバンクに硬さが見られた一方で中日が短期決戦
ならではの戦い方を見せ、中日が優勢だった。象徴的だったのは、バントで行くべきではという場面での多村の
強行失敗と、1戦目に失敗した馬原を2戦目でも使ったこと。ソフトバンクはシーズン通りの野球をやっていると
いう印象で、共に2-1で中日が連勝した。
ホームで圧倒的な力を誇る両軍だったが、ソフトバンクがホームで連敗するとはなかなか想像できなかった
と思う。中日首脳陣に聞いても、1勝1敗で名古屋に帰れれば御の字だということだったが、2連勝ということで
中日が一気に日本一に近づいたと思われた。
しかし、戦場を名古屋に移した瞬間に形成は逆転した。先に守備に就く中日と、先攻のソフトバンク。中日
の投手陣の立ち上がりが悪かった。ナゴヤドームでの3試合、中日は全て初回に失点してしまう。点が取れない
中日が先に点をやってしまうのだから、当然苦しい。
そして、ソフトバンクの戦い方が見事に変わってきた。調子のいい選手を優先的に使い、調子の落ちている
選手を使わなくなった。まずは、打順の組み換え。4番に小久保を戻し、松田の打順を下げた。長谷川と多村の
打順も入れ替えた。秋山監督は多村にも言葉をかけたとのことだが、その甲斐あってか多村は第3戦で2ランを放っ
た。
ピッチャーで言えば、抑えを馬原でなくファルケンボーグに替えた。イニング途中での頻繁な継投も増えた。
そしてよもやの、中日のナゴヤドーム3連敗。これも、誰も想像し得ないことではなかっただろうか。
つづく
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