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キャプテン永井がロンドンに導く。Ｕ―２２日本代表は１７日、
ロンドン五輪アジア最終予選第２戦のアウェー・バーレーン戦（２２日）に向けて
大阪府内に集合し、軽めの練習で調整した。ＦＷ永井謙佑（２２＝名古屋）は
左足のケガで離脱している山村和也（２１＝流通経大）に代わって主将に就任。
エースとして関塚ジャパンを背負ってきた男が、チームリーダーとしてピッチに立つ。
チームは１８日未明、直前合宿地のドーハに向けて出発した。
関塚監督から主将に指名されたのは練習前のミーティングだった。
これまで、山村が不在の際はＧＫ権田が主将を務め、権田が不在だった１０月の合宿では
ＤＦ鈴木がキャプテンマークを巻いていた。五輪出場を左右するアウェーの大一番を前に、
エースの永井がチームリーダーの大役も背負った。
チームを引っ張るために、泥臭くゴールを狙っていく。
「ＦＷとして、しっかり点を取りたい。点を取ることが一番の仕事なので」。
淡々とした言葉に力を込めた。ここまで五輪予選は２次予選を含めて３試合行われたが、
永井はここまでノーゴールに終わっている。
それでも「（無得点は）気にしていない」という「チャンスを待つだけ」。
アウェーでは攻め込まれる時間帯も増えると予想されるが
、持ち前の俊足を生かしたカウンターで“予選１号”をかっさらう。
速いのは足だけではない。９月の五輪最終予選の初戦マレーシア戦後に
主将の山村が左足中足骨骨折。情報を聞いた永井は、すぐに山村に連絡した。
「永井さんから“ケガしたの”って電話がありました」と山村。抜群の気遣いも兼ね備えており、
リーダーとしての自覚は十分だ。「ヤマ（山村）の分も頑張っていい報告をしたい」。
リハビリ中の山村のためにもバーレーンに負けるわけにはいかない。
名古屋では今季、リーグ戦２６試合に出場して３得点。ポジショニングやボールキープなど、
プロ１年目で経験してきたことを全てバーレーン戦にぶつけるつもりだ。
「負けると厳しくなる。しっかり勝って（ホームの）シリア戦（２７日）にいきたい。何が何でも勝ちたい」。
新キャプテンはいつも以上に闘志を燃やしていた。
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