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東京二十三区にこだわったサッカークラブがある。その名も東京23FC。
今季の都社会人一部リーグで優勝し、今月十二日からは上位リーグ昇格をかけた戦いに挑む。
代表を務める建設会社社長西村剛敏さん(45)=東京都中野区=の目標は、世界一決定戦で
スペインの名門バルセロナと戦う「街のプロチーム」になることだ。
「サッカーが盛んな各国のように、日本でも首都・東京の中心部から世界に通じる強豪チームを
送り出したい」中野区出身で今も在住の西村さんは語る。
東京では今季、国内サッカーリーグの最高峰であるJリーグ1部(J1)に名を連ねる地元チームはない。
J2には首位でJ1復帰を目指すFC東京と東京ヴェルディの二チーム、その下部のJFLにも
二チームが所属する。ただし、いずれも本拠地は二十三区ではなく多摩地区だ。
東京23FCは、二○○三年に都社会人四部からスタートした。
西村さんが運営会社「TOKYO23」(新宿区)の代表に就任したのは一○年。西村さんは
幼いころからサッカーに親しみ、自らも都社会人リーグでプレーした。
以前から漠然と考えていた「世界に通用するクラブを手掛けたい」という思いに踏み出した。
FC東京などで活躍し「キング・オブ・トーキョー」と親しまれたアマラオさんを現監督に招くなど
体制を一新した。選手は会社員や教員、大学院生などで、練習は選手らの就業後の夜間二時間程度。
所属チームを解雇された元Jリーガーも迎え入れて、地域の企業と連携して就職を支援するなど
サッカーに打ち込める環境を用意している。
(中略)
西村さんが目指すのは「バルサ」の愛称で呼ばれるバルセロナ。それは単に強いというだけではない。
東京23FCも個人会員と都内の中小企業の支援だけで運営資金をまかなっている。
西村さんは「二十三区の人口は約九百万人。結集すれば、バルサのような、市民が支えるクラブができる」と信じる。
区民に愛される二十三区のバルサ。「生きている間にできるかな」と苦笑しつつも、今は目標にまい進する。
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東京23FC
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