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国内外の約3万人のランナーによる大阪で初めての大規模な市民参加型マラソン、
第1回大阪マラソンが行われ、男子は世界選手権代表の川内優輝(24)=埼玉県庁=
が2時間14分31秒で日本人トップの4位に入った。エリジャ・サング(28)
=ケニア=が2時間12分43秒で優勝した。女子は00年シドニー五輪銀メダリスト
のリディア・シモン(38)=ルーマニア=が2時間32分48秒で制し、2位に嶋原清子
(34)=セカンドウィンドAC=が2時間33分36秒で続いた。
市民ランナーの星は、ナニワでも輝いていた。日本人で唯一、32キロまで3人の外国勢に
食らいついた。「大阪の方は声が大きくて、『川内、頑張れ!!』と応援してくれたから
苦しくても頑張れた」。4位でゴール後、車いすで救護室に運ばれたほど力を出し切った。
18位だった韓国・大邱での世界選手権から56日。今大会は、招待出場が決まる前に一般
で申し込んでおり、抽選で当たっていた。短い間隔だったものの、8回目のフルマラソンで
自身3番目にいいタイムを出した。
ロンドン五輪を目指し、12月には代表選考会の福岡国際に出場する。同じく選考会となる来年
2月の東京にも、結果にかかわらず参戦する覚悟を口にした。「ぼくはレースが一番の練習。
戦えない人間が五輪に出ても意味がない」。短期間でレースをこなし続ける24歳の肉体は疲れを知らない。
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