11/10/29 10:36:03.01 0
>>1の続き
宮沢正史(大分)は、「負けないサッカーができている。前線には点の取れる選手がいるし、リスタートから得点できるのが
強み」と分析する。千葉戦を振り返れば、完全に試合を支配されながらも球際で粘り、焦れずに勝機を引き寄せ、セットプレー
から得点する必勝パターンで勝ち点3をものにした。
フリーキック(FK)やコーナーキック(CK)だけでなく、藤田直之のロングスローも強烈な武器になっている。もはやスローイン
の領域を超え、球筋はFKやCKのそれであり、ゴール前に上がるたびに豊田、早坂良太、キム・ビョンスクといった攻撃陣に加え、
ヨ・ソンへ、木谷公亮、磯崎敬太ら高さのあるDF陣がゴール前へと殺到する。相手チームとしてはゴール前近くでスローインを
許すたびに、嫌なプレッシャーを感じているようだ。
今後、シビアな戦いが予想される中、勝負を決められるパターンやストライカーがいるかどうかも試合の分かれ目になるはず。
その点で言えば、リスタートから得点でき、J2得点ランキングトップの豊田が着実に得点を重ねているのは好材料だ。
■己のスタイルを貫きJ1へ
6試合を残し2位。首位のFC東京と3位の札幌との差はそれぞれ4と、詰まり過ぎず離れ過ぎてもいない状況も、鳥栖にとって
追い風だ。山形で昇格を経験している豊田に気負いはない。
「僕らはどこのチームとやっても、そんなに差がないことを認識しているので、簡単に勝てるとは思っていません。だから、どこと
対戦してもやりにくいということもありませんし、逆におごったり油断したりすることもない。自分たちがやるべきことをやって、結果
がついてくることを信じてやっていきたいです」
33歳でチーム最年長の木谷も同じ考えだ。「昇格のことを考えるのはまだ先。最終節までもつれると思うし、そこまで全部勝つ
つもりでいる。去年もチャンスがあったのに途中で失速してしまった。チームとしても個人としても足りないところがあった。今年は、
その経験が生きていると思っています。例えば連敗しないとか。そういう、今年うまくいっているところをやり抜くことが一番必要でしょうね」
(続きます)