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7年前のレース中に落馬して高次脳機能障害を負いながら、リハビリも兼ねてマラソンに挑戦している
日本中央競馬会(JRA)の元騎手、常石勝義さん(34)(草津市大路)が、30日に迫った「大阪マラソン」の
出場に向け、最後の調整を続けている。本番はG1レース「天皇賞(秋)」の開催日と重なっており、大阪府
岬町出身の常石さんは「大阪マラソンが僕にとっての天皇賞。地元・大阪での大会で完走を目指す」と
意気込んでいる。
常石さんは1996年3月に騎手デビューし、障害レースなどで活躍したが、2004年、小倉競馬場での
レースで落馬して脳に損傷を負った。今も左半身のまひや記憶障害などが残るが、母・由美子さん(61)の
支えで懸命にリハビリを続け、馬に関わる仕事への復帰を目指している。
体力を強化しようと06年からランニングを始め、毎朝、飼い犬2匹と市内の約10キロを軽く走りながら
散歩する他、所属する京都市内のランニングクラブの仲間と月1回、街中を走る。07年8月には長崎県での
ハーフマラソンを約3時間で走り、同年末には宮崎県でのフルマラソンで完走するなど、大会には毎年、
出場している。
09年には5時間を切るベストの4時間42分を記録したが、昨年12月、奈良県の大会では制限時間を超えて
リタイアしており、今大会に雪辱を期する。天皇賞の発走時刻(午後3時40分)に間に合うよう、6時間半
以内でゴールするのが目標だ。
ゴール直前、インテックス大阪(大阪市住之江区)近くの緩やかな上り坂が最後の関門と見ており、「坂を越え、
回復した姿を見せたい」。騎手仲間らからの応援メッセージが寄せ書きされたズボンを履いて、大舞台に臨む。
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
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