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槙野智章、理想と現実の狭間で揺れて
評価されない現状、渇望する出場機会
スポーツナビ 2011年10月28日(金)配信
■今シーズンの出場時間は33分
ちょっとした事件だった。10月7日に行われた日本代表対ベトナム代表戦。先発出場した槙野智章は68分、
右足をつってしまい、交代を余儀なくされた。これにより、予定していたFWハーフナー・マイクの出場がなくなり、
DF吉田麻也の投入となった。
大きな負傷ではなく単にけいれんを起こしただけだったことと、「ザッケローニ監督に『ドイツで試合に出ていない
からだろ』って言われました~」などとあっけらかんと話す槙野自身の明るい性格とあいまって、笑いを誘った程度
で話題は終わった。だが、どれほど槙野が実戦から遠ざかっているか、そのことがどれだけプレーに影響を及ぼす
かを、図らずも日本代表という舞台で、あらためて露呈してしまった。
今シーズンに入ってからの槙野のプレー時間は実に33分。第9節のハノーファー戦で味方右サイドバックの
負傷により、突如出場機会が巡ってきた、その1度のみだ。ケルンの守備陣の台所事情は苦しいのだが、
一向にチャンスは来ない。今後に関しても、決して簡単なものではないと見るのが自然だ。
第10節のドルトムント戦を視察したザッケローニ監督は「お前が試合に出られないレベルじゃないだろ?」と
槙野を叱咤(しった)し、激励したという。「監督によっていろいろあるけれど、絶対チャンスは来るから、頑張れ
とも言われた。すごく、励まされた」と明かす。
確かに、ケルンのサッカーはいかにもブンデスリーガ下位のサッカー。人数をかけてひたすら守り、あとはポドルスキ
に任せるしか手はない。ただ、その分チーム内の意思統一ははっきりしている。攻守の切り替えも速いといえば
速いが、バリエーションはない。ポドルスキ1人でどうにかなる試合もあるにはあるが、「楽に勝てる相手。たいした
サッカーじゃない」と対戦した香川真司が、迷うことなく言うぐらいのものだ。
>>2につづきます。
▽スポーツナビ
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