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Ｖ目指せ、東北勢 都市対抗野球あす開幕
第８２回都市対抗野球大会（２２日から１１日間・京セラドーム大阪）に、東北地区から第１代表としてＪＲ東日本
東北（仙台市）、第２代表として七十七銀行（仙台市）が出場する。ＪＲ東日本東北は２４日の第１試合（１０時
３０分開始）で三菱重工横浜（横浜市）と、七十七銀行は２２日の第３試合（１８時開始）で日本生命（大阪市）と
対戦する。２チームを紹介する。
◎ＪＲ東日本東北（仙台市）／２年ぶり２３度目／自慢の投手陣安定
東北大会で全４試合無失点の投手力が自慢だ。
(略)
初戦の相手は三菱重工横浜。関東地区の強豪で、９月下旬の関東遠征で対戦し、１―３で敗れたが、戦力的に
見劣りしなかった。藤井監督は「粘り強い野球をしたい。まずは１勝が目標」と意気込む。
被災地の第１代表ということから、主将の長谷部が選手宣誓をすることになった。これまでの支援に感謝の
気持ちを表す内容にするという。
◎七十七銀行（仙台市）／５年連続８度目／打線に切れ目なし
投手陣がチームをけん引する。軸になるのは今春加入の阿部博文。仙台六大学でリーグ通算最多タイの
３３勝を挙げた右上手で、東北大会ではロッテに入団した小林敦の穴を埋める活躍をした。
第２代表決定戦１回戦の日本製紙石巻（石巻市）戦、同準決勝のＴＤＫ（にかほ市）戦、同決勝のきらやか銀行
（山形市）戦に登板。変化球を効果的に使い、２試合の延長十一回を含む３試合の計３１回を一人で投げ抜いた。
活躍が期待された左腕早瀬が６月の関東遠征でひじを痛め、使えるめどは立っていない。共に右上手で本格
派の沖山、阿部正を補強した。上野監督は「投手がそろった」と手応えを感じる。
打線は切れ目ない。１番佐藤勇は俊足巧打に加え、長打力もある。２番に起用される補強の阿部博明と４番
高橋は勝負強い。３番は清野、三浦、山崎が激しく競う。調子がいい選手を使う予定だ。
初戦で優勝３度を誇る強豪、日本生命と対戦する。上野監督は「受け身にならず、ロースコアの試合に持ち
込み、ワンチャンスを生かしたい」と力を込める。
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