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前節終了時点で15位浦和と14位大宮の対戦となった、J1第29節の「さいたまダービー」。試合開始を前に、すでに16位甲府がC大阪に勝利していたことで、
もしここで敗れれば降格圏内に一歩、あるいは半歩踏み入れるとあって、どちらにとっても絶対に落とせない一戦だった。
果たして、0対1で敗れたのはホームの浦和。ついに甲府との順位が入れ替わり、降格圏の16位に転落した。
このところの浦和は、リーグ戦でこそ勝ち星から見放されているが、10月に入ってナビスコカップでは準々決勝でC大阪を、準決勝でG大阪を、それぞれ破って決勝進出。
結果だけでなく、内容的に見ても上々で、最悪の状態からは脱したかに見えた。
しかし、大宮戦では再び、いいところなし。柏木陽介は「(ナビスコカップから)何かを変えたわけではない」と言うが、チーム全体が間延びしてしまうことが多く、
選手それぞれが孤立する様子が目立った。
浦和のペトロビッチ監督が「勝負のターニングポイント」と振り返ったのは、53分にデスポトビッチがGKと1対1になった決定機。
確かに、これが決まっていれば、浦和は大きく勝利に近づいていただろう。
だが、全体の流れ、そして実際に作ったチャンスの数を考えれば、「浦和には点が取れるFWが必要だ」(ペトロビッチ監督)と、デスポトビッチひとりに責任を負わせるのは、
あまりにもかわいそうな試合だった。
調子が上向いているように見えたナビスコカップから、浦和は一体何が変わってしまったのか。
柏木は「一時に比べれば、サッカーはよくなっている」と話す。事実、積極的に縦パスを入れるという狙いは、チーム全体に見て取れた。
もちろん、縦パスを入れた後どうするかという問題はあるのだが、何もかもチグハグだったころと比べれば、少し落ち着いてきた印象はある。
大宮の鈴木淳監督も「序盤は浦和のボール支配率が高く、2トップにボールが入ると危険な状態だった」と認める。
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