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逆転優勝を狙う名古屋グランパスに強力な援軍が現れた。
愛知県豊橋市出身の俳優・松平健さんだ。１６日、同市の豊橋公園で行われた豊橋まつりに
ＧＫ楢崎正剛（３５）がスペシャルゲストとして、松平さんはふるさと大使として参加。
首位に勝ち点３で３位につける地元のグランパスにエールを送った。
「いいポジションにつけてるので、最後の力を振り絞って、逆転優勝してほしいですね」
ドラゴンズファンとしても知られる健さんは、地元チームの２年連続ダブル優勝を願った。
豊橋市出身でふるさと大使を務める健さんは２年続けて豊橋まつりに参加。
スペシャルゲストとして初登場した楢崎とともに、特設ステージで抽選会のプレゼンテーターを務めた。
舞台裏で初対面し「背が高くて貫禄がありますね」と楢崎を見上げた健さん。
自分のサッカーチームでＧＫを経験したこともあるだけに、楢崎としばしサッカー談議。
「見る方はね、野球よりもサッカーかな」と、グランパスの試合も気にしている。
楢崎の登場は、グランパスのファン開拓戦略の一環でもあった。愛知県東三河地区は、
本拠地の名古屋市と離れていることもあり、ファンを取り込めてない状況。
静岡県の西部にある磐田の攻勢に、グランパスは危機感を募らせている。サッカースクール豊橋校を
開校したのに続きイベント活動も積極的に展開。その先陣役が、昨年ＪリーグＭＶＰの楢崎だった。
延べ５０００人が集まったイベント会場では、健さんに続く地元のスター登場に大歓声。
「初めて来たけど、こんなに盛り上がっているとは思わなかった」と楢崎は意外な反応に、
喜びを隠せない。昨年Ｊ１初優勝を遂げ、今季も優勝争いを繰り広げているが観客動員は伸び悩み。
そんな現状を心配している楢崎は、豊田市で午前練習を終えて急いで、夕方からのイベントに駆けつけた。
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