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監督辞意発言の暗いムードは、モクモクと上がる白煙と一緒に大空へ消えた?
J2降格圏の16位に転落した大宮とのダービー敗戦から一夜明け、
浦和がバーベキュー大会を決行。
練習後のピッチ脇でステーキ、焼きそばなどに、選手、スタッフが舌鼓を打った。
「周りはこんなことやってる場合じゃないというかもしれない。でも、しっかり切り替
えて有意義な場にしたい」某選手は残り5試合での逆転残留を固く誓った。
「とにかく明るく行こう」とのクラブ側の呼びかけで、夫人や子供らも参加。
スタッフの親族が所属する上半身ビキニ姿のフラダンスチーム10人が、踊りを披露
するサプライズ演出まで登場。打ちひしがれたはずのチームに笑顔が広がった。
練習前には橋本光夫社長(62)が、大宮戦後に今季限りでの辞意を表明したペトロビッチ
監督を事情聴取。意思を確認し、一方的な発言を注意したが、途中解任には発展せず。
同監督は練習前ミーティングで「私を信頼できないのなら、この場で言ってくれ」と
選手に語ったが、不平不満は出なかったという。
最後はペトロビッチ監督、橋本社長も含め総勢100人で大きな円陣を組んだ。
主将のMF鈴木が「ここからはチーム一丸にならないと乗り切れないよ。みんなで乗り切ろう。
100%でやって落ちるなら仕方ない」と決意表明すると、「いや、絶対に残るんだ!」と
自然と声が上がった。
お家騒動が一転、時ならぬ“お祭りムード”に包まれたが、それも次節22日の横浜M戦、
さらに29日のナビスコ杯決勝に向けた気分転換。2000年のJ2降格時は暗いまま沈んだ。
今年は笑って生き残る。
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決起集会の最後に約100人で円陣を組む浦和の選手、フロント、家族。
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