11/10/15 06:47:39.76 tb0ZBOFRP
最近のJ-POPは完全に自家中毒を起こしていた。
自閉的かつ難解な方向に走りすぎて大衆と距離が出来てしまった感じ。
ジャズがビバップや、はてはフリージャズなどの難解なところに
走りすぎて、大衆の支持をどんどん失っていったようなもの。
それがJ-POP全体に起きてた。
で、AKBがやったことは、そういうJ-POPのハードルを思いっきり
下げたんだよな。革新性なんて求めてないし、着うた仕様で音質も
悪いし、カラオケで盛り上がるようにアップテンポで明るい曲だらけ
だし、歌詞もどっかで聞いた事があるような当たり前のもので
芯食ったメッセージなんて実は一つもない。玄人からすればお粗末
に聴こえるかもしれないが、圧倒的な大衆の支持を得た。
これは50年代の人々が、ジャズを聴くよりもポップス聴いてたほうが
面白いや、って思ったのと原理的に同じことだと思うよ。
で、K-POPが今やってるのは、00年代に日本がやってたことと
同じだと思うわ。00年代のJ-POPは洋楽の猿真似っていうか、
ほぼ洋楽そのものって感じだった。女性歌手はみんな黒人歌手の
ように歌ってた。K-POPが洋楽の猿真似っていうけど、同じことを
00年代に日本もやってたのよ。だからこそ、十年遅れのアプローチ
をしてるK-POPに洋楽猿真似芸というお株を奪われてしまった状態。