11/10/14 21:46:40.63 P
(>>1からの続きです)
弾いてみての新たな発見もあった。「木村カエラの『Butterfly』は、
シンプルに聞こえるけれど、分析すると複雑。細かいこだわりがある。
複雑なものを複雑に聞こえるようにするのは割と簡単だが、
深い組み立て方をして、シンプルに聞こえるようにするのは二重の職人技」。
嵐の「Beautiful days」についても同じことを感じたという。
「米国では『才能で成功する』というイメージが大事。評価されるのは、曲よりも歌唱力。
でも人は才能だけでは喜ばない。プラスアルファの説明できない部分の方が大事」。
AKB48の団結力や木村カエラのプロモーションビデオの面白さなど
「アーティストそれぞれの良さを引き出す特別な魔法を加えることに、J-POPはたけている」と評価する。
「個人的には、才能より魔法の方が素晴らしいと思う」
■Marty Friedman 米ワシントンDC出身。1990年、メガデスに加入。
後にメガデスは全世界で1300万枚以上のアルバムセールスを誇る世界的バンドに。
来日ツアーを重ねるうち日本への興味が深まり、アリゾナ州立大学の日本語弁論大会で
2位になるほどまでに日本語も上達した。バンド脱退後、東京・新宿に活動の拠点を移す。
2008年にはNHK紅白歌合戦で石川さゆりと共演、「天城越え」を演奏する。
著書に「いーじゃん!J-POP だから僕は日本にやって来た」「サムライ音楽論」など。
09年に「TOKYO JUKEBOX」、今年9月14日に「TOKYO JUKEBOX 2」をリリースした。(了)