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クリネックススタジアム宮城(仙台市)の内野席でプロ野球観戦中にファウルボールが
右目を直撃し視力が低下したとして、宮城県の男性(49)が主催者の楽天野球団などに
約4400万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、仙台高裁は14日、請求を退けた
一審仙台地裁判決を支持、男性側の控訴を棄却した。
判決理由で田村幸一裁判長は、フェンスが内野席全体に設置されていることなどを挙げ
「球場が通常備えているべき安全性を欠いているとは言えない」と指摘。また、
「内野席フェンス上のネット部分を取り外す球場も出てくるなど、プロ野球観戦では
臨場感が本質的な要素だ」と述べた。
判決などによると、男性は2008年5月、球場の三塁側で観戦。ビールを足元に置いて
顔を上げた際、ライナー性のファウルボールが右目を直撃した。
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