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メッシ不覚…“野球の国”に負けたアルゼンチン
ブラジルW杯南米予選第2節の4試合が11日に行われ、アルゼンチンがアウェーで格下のベネズエラに敗れる
波乱があった。過去18回の対戦は全勝だったが、今夏の南米選手権で4位に入るなど急成長の相手に0―1で
予想外の苦杯。主将に就任したFWリオネル・メッシ(24=バルセロナ)が早くも試練を迎えた。
あまりにも早く訪れた黒星だった。予選開幕からわずか2戦目。それも相手は南米10カ国で唯一W杯出場
経験がなく、サッカーよりも野球が人気のベネズエラだ。過去18戦全勝でトータルの得失点で71―9と圧倒
していた格下に敗れ、地元紙ナシオンは「歴史的敗戦。全く、そして最も予想していなかった結果」と伝えた。
「後半はボールを持てなくなった。序盤はいい形で攻められたので、あそこで決めていれば流れが変わった
かも。それができず(チームが)壊れた」とメッシは嘆いた。
開始直後こそ重心を低くした5バックでボールを確実に支配して主導権を握ったが、メッシとイグアインの
2トップが厳しいマークに遭った。ゴール前で守備を崩したシュートはなく、中3日の疲労に加えて30度を超える
高温と多湿に選手が徐々に失速した。後半に入ると一気に運動量が落ちて押し込まれ、16分に左CKから
失点を許した。
相手の大胆な戦略にはまった。ベネズエラは消耗が激しいアウェーの高地キトで行われた7日のエクアドル戦で
主力を温存して国内組を起用。この日の試合ではGKベガを除く先発10人を入れ替え、ベストメンバーを
ぶつけてきた。先発9人が7日のチリ戦と同じだったアルゼンチンとのコンディションの差は大きく「疲労には
気付いていた。後半はボールを奪うのが大変だったから」とメッシ。調整万全の主力組が相手だったとはいえ、
南米選手権準々決勝敗退に続いてアルゼンチンの地盤沈下をうかがわせる屈辱的な結果となった。
(>>2以降に続く)
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【サッカー/W杯南米予選】ベネズエラがCKからの1点を守り切り勝利、アルゼンチンは攻撃陣が沈黙し早くも黒星 などの結果[10/11]
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